ビジネスにおけるクラウドファンディングでは、購入型を利用しましょう。

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寄付型では集まらない?

 

寄付型では集まらないビジネスのクラウドファンディング

クラウドファンディングでは、運営会社の審査さえ通れば、基本的にはどのようなプロジェクトでも立ち上げることが可能です。
ただし、注意点として「どのタイプのクラウドファンディングを利用するのか」が重要になるでしょう。

 

利用前にはリスクも確認!

 

例えば、東日本大震災の復興プロジェクトや首里城の再建プロジェクトでは、リターンがない「寄付型クラウドファンディング」が利用されています。
これらの事例では「少しでも助けになりたい」という気持ちから、寄付という形であっても多くの支援を得られました

 

 

ビジネスの場合はリターンが必要

 

一方で、中小企業が自社ビジネスのためにクラウドファンディングを用いて資金調達しようとする場合はどうでしょうか?
あくまで「ビジネス」ですから、将来的な利益を視野に入れた上で、資金を集めようとするわけですよね。

 

このようなケースでは「寄付型」で資金が集まることはほぼないと言っていいかもしれません。
プロジェクト成立後、支援者に対して商品やサービスを「リターン」する「購入型クラウドファンディング」を利用すべきでしょう。

 

 

成功事例でのリターン

 

では、十分な資金調達に成功したプロジェクトにおいてはどのようなリターンが用意されていたのでしょうか?
ここではリターンの一例を見ていきましょう。

 

芥川賞作家によるブックカフェプロジェクト

 

クラウドファンディングでカフェを作った柳美里

芥川賞受賞歴がある柳美里さんによるこのプロジェクト。
本屋を兼ねていた自宅を改装してカフェスペースを設け、南相馬市に住む学生や市民、そして街を訪れた人たちと交流を深めたいという彼女の想いがありました。

 

当初の目標金額は500万円でしたが、最終的には約900万円という、目標額を大幅に超える資金が集まったのです。

 

そんな彼女のプロジェクトのリターンには、以下のようなものがありました。

 

5,000円コース→オリジナル冊子
20,000円コース→直筆サイン入り本
25,000円コース→朗読会ご招待券
50,000円コース→演劇ワークショップと懇談会参加券

 

支援額によってリターンの内容に差をつけています。
彼女のファンにとっては非常に魅力的で、もらって嬉しいリターンばかりではないでしょうか?

 

 

リターンから見るクラウドファンディング

 

リターンが重要なビジネスのクラウドファンディング

今回は中小企業ではなく1人の作家の例を通して、クラウドファンディングの「リターン」を見てみました。
支援したくなるような、惹きつけられるリターンを用意するのも、クラウドファンディングを成功させるためには大事なポイントです。

 

目標資金を調達し、プロジェクトも無事成功させたにも関わらず、最後にリターンができないという事態に陥れば、社会からの信用を失うことになるでしょう。
「プロジェクト後に支援者に対してリターンをする」という点を踏まえて資金計画を立てる必要がある、ということをご理解いただけたかと思います。